【1日目】 青森観光篇◆ 「GWはJR周遊きっぷで北海道へ行こう」 《 1日目:青森篇 》 ◆2011年 4月 29日(金) 【 2011年4月28日(木)21:00 石川県内某駅 】 駅の窓口にある運賃表を見ていると、まぁまぁ丁寧なことに”稚内”とか”下関”とかまでの普通運賃が掲載されているんですよ。 「・・・誰か買った人、居るのか?」 いつも不思議に思うことです。 さて、2011年度最初の旅行と言うことでどこへ行こうかな?と模索していたんですが・・・ 手元にあったANA全日空の株主優待券が5月末で期限とのこと。 「これは使わなければ勿体無い!!」→「出発」という流れに至ったわけです。 金曜日に仕事を終わらせて、必要な荷物だけ小型キャリーケースに詰め込んでJR七尾線に乗り込みます。 いつも通り、金沢駅で乗り換えなんですが・・・ 今回はなんと!「寝台特急日本海号」に乗って北の大地を目指しますよ!! 連休を少しでも有意義に使いたかったので、青森乗り換えで北海道を目指しますよ! ちなみに、トワイライトEXPは金沢発が15時過ぎなので仕事帰りには・・・向いてないですよね~ では早速、乗り込んで休もうかな? 「開放型B寝台だけどな!!」 大阪と青森を結ぶ寝台特急日本海。実はその車両の9割がこの2段ベッドタイプの開放B寝台。 A寝台はあるけど、あちらも開放型。つまり、この列車に個室なんてものは存在しないんです!! 昨年、廃止された金沢上野間を結んでいた寝台特急北陸号の車両を使えば良かったのでは?なんて思ってしまいます。 開放型も良いけど、やっぱり個室は欲しいよね~? 仕方が無い。窓際に佇んで車窓の眺めでも楽しむか・・・(暗いけど) そんな時に車内アナウンスが アナウンス「金沢から乗車のお客様、ご乗車ありがとうございます・・・(中略) 「この放送をもちまして放送は終了します。明朝、東能代駅より放送を再開します・・・」 ・・・要は寝ろってことですか。 仕方ない、そこで取り出したのがスマートフォン。 Androidアプリの一つ「鉄道アラーム」を設定する。 GPSと連動して到着する駅に着くとアラームが鳴ると言う超スグレモノ!! しかも、現在何処を走行中かも案内してくれるので、これはこれで非常に助かるというか便利~♪ ツイッターでつぶやいたり、スマホでネット巡回をしていると富山駅に到着。そろそろ寝るか・・・ でも、寝台特急に乗ると興奮して寝つけないのが鉄オタの性(ぉ 魚津駅を出たあたりで、ようやく根付ました。 おはようございます。 2011年4月29日 AM5:30 JR秋田駅です。 途中、新潟県のJR新津駅などで目が覚めたことはありましたが、最終的には秋田で目覚めました。 夜が明けていたこともあり、通路の補助椅子に腰掛けて窓の眺めを見ていると、大館駅に到着です。 大館駅といえば、あの有名駅弁「花善 鶏めし」 早朝で停車時間も僅かと言うこともあったので直接、販売元の花善さんに事前予約の電話を入れておきました。 朝早くから駅弁1個でも列車デッキまで運んでくれる花善さん、本当にありがとうございます! それじゃあ、いただきま~す♪ パクッ!もぐもぐ・・・ 「う、美味い・・・うますぎる!!」 個人的に大館駅の「花善鶏めし」って数ある駅弁のなかでもかなり好きな部類に入るんです。 列車は桜の名所として有名な弘前駅を過ぎると、見えてきたのは日本最北の新幹線駅「JR新青森駅」に到着。 津軽海峡線:函館方面への特急はここで乗り換えですが、せっかくなので終点まで乗っていましょう。 5分ほどで終点の青森駅に到着です。 青森駅は行き止まりホームなので、到着後スグに車庫へ回送するための機関車が最後尾に連結されますよ あっ!そういえば、東北新幹線が新青森まで延伸されたから青森~八戸間はJRから経営分離されたのか・・・ ホームに停車している第3セクター「青い森鉄道」の車両を見てあらためて実感する。 歓迎!よぐ来たねし青森駅へ 私が訪問した4月29日は東日本大震災の影響で長らく不通となっていた東北新幹線の全線運転再開の当日。 駅前広場では「あおもり特産フェア」など県外観光客向けのイベントも開催していました。 この時点(午前9時)では当然、新幹線利用の観光客はまだ到着していないので、実質寝台特急日本海で 青森を訪れた観光客がそのお客第一号となることに・・・熱烈な歓迎を受けました。 東北を元気付けるためにも、ここで買い物しなければ! 物産館で買い物後、JR青森駅の構内沿いに海のほうへ向かいます。 それにしても、赤鬼色の長編成って萌えるな~(ぉ 青森駅からホームに沿って海のほうへ歩いていると陸橋が見えてきます。 陸橋を登って歩くと数分で目的地の「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」に到着です。 受付窓口で入館料500円を支払います。 朝一番で他にお客さんも居なかったので、今回は青森ボランティアガイドのお姉さんにお願いして船内を案内して頂く事に。 ちなみに、今居る受付ロビーは旧普通席ロビーを改造したものだとか 青函連絡船の歴史は古く、昭和63年の廃止まで約80年間も運行されていたみたい。 ちなみに、初期の頃は船室は座席のほかに畳敷きの部屋(現在のグリーン船室同等)も用意されていたらしいです。 ちなみに、こちらが廃止直前までグリーン席に使用されていた座席。 意外にも座面はフカフカだし、現在の新幹線グリーン車のルーツにもなった読書灯も完備していたみたい。 青函トンネル開通前は青森駅から電車を乗り換えて連絡船に乗り換えていたんですね。 連絡船とはいえ、列記とした国鉄(JR)の鉄道路線。ダイヤ通りの運行するため色々苦労あったみたいです。 さて、この後寝台室などを見学してから、いよいよ船員以外は立ち入り禁止だったエリアへ。まずは船長室・・・ ・・・って、うわぁぁぁっ!!だ、誰か居るよ!? 逆光で見辛いですが、リアルな蝋人形の船長さんがお出迎えしてくれますw お次は操舵室。 なんかテンション上がるな~♪ なんか計器類が沢山ある~! 目の前にあると、ついつい触りたくなってしまいますよね?ちなみに、これらはお触り自由です。 「よし、場内進行!」(ぉ 意外に操舵室って高い位置にあるんですね。ここからでも眺めは良かったです 船首左舷には青森駅の留置線も見えます・・・おろ?4両に短縮編成化された特急つがる号ですね。あれ。 操舵室の横には無線室もありますが、実はこの無線室だけ八甲田丸では唯一の現役設備らしいです。 最近だと、東北新幹線全通記念してアマチュア無線の愛好家がこの施設を使用したみたい。 青函連絡船が廃止されて約20年。あと数年後にはその新幹線が北海道まで行くと思うと感慨深いものがありますね。 お次はデッキから謎のエンジン部分を抜けると・・・ 八甲田丸で一番高い煙突部分に到着♪ え?何処だって? 画像左上にある”JNR”と赤字で書かれた煙突の頂上ですよ。 ちなみに、最終運行を終えて青森港に係留された時点では船体文字は「JR」だったらしいのですが、 「青函連絡船といえばJNRだろ!!」という意見が多かったので記念館に改造する際、国鉄カラーに塗り替えたとか。 あらかた全部見終わって最後に(鉄オタ的に)一番の見所だという車両甲板に向かいます。 おぉぉぉぉ!! スゲー!!! 青函連絡船には運行当時、青森駅から専用の連絡線路を通じて連絡船内まで車両を直接詰め込むことが出来たのです。 驚くことなかれ。この船体に4線もの線路が敷いてあり主にコンテナ車両などを搭載したとか。 そこで素朴な疑問 「車両そのものが積み込めるなら、わざわざ乗り換える必要なく乗客乗せたまま車両ごと搭載すれば良いんじゃ・・・」 ガイドさんに疑問を投げかけると、実際運行時には津軽海峡の荒波で車両自体が相当揺れたみたい。 もし、電車に乗ったまま船内格納すると大変危険だったらしいので、乗り換えが必要だったとか。 そういえば、カーフェリーでも強制的に自動車から下車を命じられるのと同じ理屈か・・・ 雨風当たらない船内に格納されている車両たち。こうして間近で見られるのも良いですね!最高でした。 約1時間ほど掛けて船内見学終了。案内して頂いたボランティアガイドの皆さん、どうもありがとうございました♪ さて、次の函館行き特急列車まで時間があるので・・・ 青森駅から徒歩数分の場所にあるアニメイト青森店に行ってみた。もはや旅先でアニメイト行くのはデフォ(ぇ それにしても、青森のアニメイト・・・店長ちょっと目立ち過ぎじゃね?w とりあえず店内で買い物。しかし、その判断がマズかった!! 「ギャァァー!乗車予定の特急発車時刻まであと僅かだー!!」 Androidアプリの発車案内アラームが鳴ったのでスマホ見ると、発車間際の文字が・・・それ!青森駅へ急げ!! 「バイバイ、また来てね!のぞみん」 あ~、青い森鉄道のキャラクター・・・たしか”モーリー”だったけ? 可愛いなぁ♪ コイツ、お持ち帰りしたいなぁ~(コラコラ) ・・・なんて、馬鹿なこと言ってる場合じゃない!構内に停車しているハイブリッド列車にも、わき見せず5番線ホームへ 「まもなく、5番線より蟹田・木古内方面、函館行き特急スーパー白鳥が発車します・・・」 うわぁ~!待って!!その電車、待って~~~~ ゼェゼェ・・・ハァハァ・・・、ま、間に合った・・・ 毎回、鉄道旅行するとき必ず1回はやってしまう展開。少しは学習しようよ?なぁ。 自由席特急券なので、別に1時間後の特急でも良かったんですが、間に合ったので一路函館へ向かいます。 なんとか座席も押さえたし、問題無しかな? 蟹田駅を過ぎるとJR東日本とJR北海道の境界駅であるJR中小国駅を見事に通過します。 ちなみに、持っている乗車券は中小国駅まで。ここから先が周遊きっぷ「札幌・道南ゾーン」切符の有効区間になります。 あっという間に特急スーパー白鳥は青函トンネルの中へ あっ、そうそう!さっき青森のアニメイトではコレを買ったんだ♪ 旅行出発日の発売された「穢翼のユースティア」。流石にCDまで通販で頼んでなかったので、思わぬところで購入となりました。 それにしても、世界最長の海底トンネルだけあって、とにかく暇だなぁ~ 30分ほどで青函トンネル抜けて北海道へ上陸! あっ、見て見て!もう既に北海道新幹線開通を目指して三線軌条化の工事も始まってますね! 意外に知らない人も居るみたいなんですが、青函トンネルって新幹線規格で作られているので北海道新幹線もここを通ります。 青函トンネルを抜けて約1時間、木古内駅を過ぎると終点の函館駅は目の前ですよ! 函館ぇ~、函館でございます~。 JR函館駅に到着です。 半分くらいのお客さんは、そのまま向かいのホームに停車している札幌行きの特急スーパー北斗号に乗り換えます。 JR北海道所有の車両って形がそっくりだけど、スーパー白鳥(左)は電車で、スーパー北斗(右)は電車ではなく気動車。 それでは、まず函館駅構内にある観光案内所に寄ってから情報収集しましょうか♪ 旅行記に関するご感想等はWeb拍手かメールでお願いします。 ジャンル別一覧
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